夏とジョギング | さいたま市・川口市の不動産のことなら藤島住宅

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  • 夏とジョギング

    2019-08-19

    今年の春、桜が散りはじめた頃から、早朝ジョキングを始めました。

    2キロの距離から始めて今は5キロほどの距離を、週に1〜4日くらいの頻度で走っています。

    私の自宅は見沼田んぼにほど近く、車両の進入が困難な自然溢れる空間の中を、人目を気にせず一心不乱に走ることが出来る環境です。

    が、しかしそんな環境にもかかわらず、ジョギングを続けるモチベーション維持とでも言うように、トレーニングウエアに興味のアンテナが向いてしまっている私がいました。

    以来、道行くスポーツウエアを着る人、特にジョキングをしている方の着衣に目が向いてしまうようになりました。

    時にはいきなり、「どこのブランドのものですか?」とか、

    「素敵なジャケットですね。」「どこで購入されたのですか?」 などと見知らぬ人に話しかけてしまいそうになる自分をギリギリ思いとどませるほど、頭の中を支配されてしまっています。

     

    先日までの夏季休暇の折、休暇6日間のうち2日目から6日目の朝までを妻の郷里の山形で過ごしました。

    息子は一週間ほど前からあちらへ行っておりまいたので、出発の日は妻と犬2匹と一緒に朝7:00に車で自宅を出ました。

    渋滞回避を望むべく、何日か前から渋滞情報をチェックしておりましたが、世間の人たちと考えることは一緒なのか、通常4時間のコースに7時間かかってしまいました。

    到着した日は特に用事もなく、14:00頃に到着した私たちでしたが、私は早速大好きな温泉へ向かい、そこで何事もないひとときを優雅に過ごし、夏季休暇の始まりを満喫するのでありました。

     

    翌日はお盆ということでお墓参りの後、親戚の家で酒宴があり、いつになく盛り上がるおんちゃん(あちらで叔父さんのこと)と酒を酌み交わし、その20代の息子の恋愛話などに参加させていただき、楽しい夜を過ごしました。

    宴が終わりを迎えるころ、おんちゃんが「バーベキューセット買ったから明後日また集まってやろう」と提案してくれました。

    しかし、私たちは明日、ここにいる妻の家族達と山のコテージへ行ってバーベキューをすることになっておりました。

    逡巡は一瞬のことでした。

    皆、快く「いいですねぇ、やろう、やろう!」となり、妻は私に「望むところでしょ?」と酒宴好きの私の意思を見透かしておりました。

    翌日のコテージでは、妻の妹の彼氏が私の息子を川遊びに連れて行ってくれたりして楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

    もう一人の妹の彼氏は素敵な写真を撮る若者で、私たち家族の写真を撮ってくれたりもしました。

    そのような待遇に私は特別感謝を態度に表すことをしませんでしたが、心の中では感謝の気持ちが大きくありました。

    それぞれの別れ際、やはり淡泊ではあったと思いますが、心を込めて「ありがとうございました。また会いましょう!」と言うことが出来ました。

    そのことはとても気持ちの良いことでした。

     

    夏季休暇最終日の朝、8:30に妻の実家を出発。

    これもかねてよりチェック済みの渋滞情報による設定時間でしたが、この日は午前中に出発すれば渋滞回避が叶う予報であったので、往路の反省を踏まえた出発時間として設定しました。

    そして、

    帰路5時間に及ぶドライブの末、たどり着いた自宅。

    私はもちろん、車中では寝ていた妻と息子も昼寝をした後、夕飯の買い出しに家族3人で近所のスーパーへ出かけました。

     

    もう運転したくない私は「歩いて行こう」と提案し、家族はそれに従ってくれました。

    スーパーへ向かう道中、比較的車の通りが多い道路の手前で私は息子に対し、私と手を繋ぐように指令を出しました。

    素直に従う息子。

    その手を離さないように強く握った時でした。

    ジョキングをする人影が目の端に映ったと感じた私は反射的にその人影の方に目を移しました。

    中学生か高校生か、そこら辺の年代に縁の無い私には分かりませんでしたが、十代の女の子がよく着ている、部活のものなのか何やらとにかくどうということもないジャージ姿の女の子でした。

    そのジャージを見て途端に興味を失いかけた私でしたが、その少女の走る姿が不思議な程優雅に見えて、まるで跳ねるように移動するその様は、アニメのスクリーンで跳ね回る手塚治虫が描く動物達のような躍動感を私に感じさせるものでした。

     

    「部活何やってるの?」 そんなことを聞きたくなりました。

     

    もちろん、聞けるはずもありません。

    あの常人離れしたしなやかなモーションの背景に何があるのか。

    去って行く後ろ姿をもう一度見ながら、(もしかしたら、ジョキングしているわけではないのかもな)と、優雅過ぎるその所以を探りながら、私は息子の手を離さないようにしっかりと握り直すのでした。

     

    そんなハッとさせるような走りを魅せる彼女の着衣には個性のカケラさえなかったという事実は、私の今後のジョキングライフにおいて、新しいモチベーションのようなものを与えてくれたような気がします。

     

    春の気持ち良い気候の中始めたジョギングでしたが、夏はなんとか乗り越えられそうです。

    (このまま冬を乗り越えられたらいいな。)

    極寒の冬を乗り越えてまた春を迎えた時、今のペースでジョギングが続けられていることを目標に置きながら、既に目を付けている【adidas】のジャージを思い浮かべている私の夏がまた終わろうとしています。

    以上。

    藤島住宅 岩原 賢太郎

    【山形県最上郡鮭川村】にて

     

    【鮭川】庭月観音付近にて

     

    【パワーを我に】

     

     


    テーマ名 その他

    ページ作成日 2019-08-19







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