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フラット35Sで諸費用分もお借入
2017-04-09
こんにちは、藤島住宅の大目(おおめ)です。
以前、フラット35での融資は契約額の9割までが限度という時期がありました。
ですので、残り1割分と諸費用分は自己資金でご用意しなければなりませんでした。
その後、契約額の10割まで融資が可能となりましたが、9割までよりも金利が高く設定されます。
それでも、諸費用分の自己資金が必要でした。
でも、最近は、フラット35を利用しつつ諸費用分の借り入れが可能となりました。
厳密には、フラット35で諸費用分も融資するのではなく、諸費用分を別の金融機関から借りることになります。
フラット35は、住宅金融支援機構が融資しますが、直接ではなく必ずどこかの金融機関を通して手続きを行います。
そして、フラット35・フラット35Sで借りるといっても、どの金融機関を通すかによって金利や商品のオプション・審査の基準が変わってくるのです。
つまり、諸費用分も借りたいとしても、どの金融機関を通すかによって可否や条件が変わります。
フラット35sの基本的しくみとして、返済期間35年の場合でご説明します。(借入期間が20年以下の場合は金利が変わります。)
更に条件により金利が変わります。
まず、契約額の9割以下の借入なのかと9割超の借入かで金利設定が違います。
そして、融資事務手数料を定額タイプなのか定率タイプかによっても金利が違ってきます。
この様に、希望する融資条件によって実際のお借入内容が、ひとくちにフラット35Sといっても大きく変わってきます。
さて、フラット35Sで諸費用分までも借りたい場合のスキームです。
埼玉りそな銀行を通しての場合ですが、ローンとしては3本借りることになります。
①フラット35Sで契約額の9割以下までの金額。
4月の金利は、1.12%(事務手数料が定率の場合)
そして、藤島住宅の新築物件などは、当初10年間は-0.3%優遇されるので実際は0.82%となります。
35年固定金利としては、引き続き魅力的な金利水準ですね。
②1割分は「すまいるパッケージ」という商品で変動金利でのお借り入れです。
金利は、2.375%
すまいるパッケージ分の融資には、事務手数料は掛かりません。
③諸費用分を株式会社アプラスからお借り入れ。
埼玉りそな銀行との提携として諸費用分の借り入れが可能です。
変動金利タイプで、諸条件により金利は変わりますが、25年返済の場合2.45%となります。
この様に、3つのローンに分けることにより自己資金が無くてもフラット35・フラット35Sを利用できるのです。
色々な事情により、一般住宅ローンでの融資が難しい場合の方にとっても選択肢が広がりました。
簡単に全体像をご説明しましたが、詳細は諸条件により変わりますので、いつでもお気軽にご相談ください。
テーマ名 住宅ローン
ページ作成日 2017-04-09