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ミニミニ大作戦という映画をもう一度観たいなと思う今日この頃。
2016-10-24
そうです。
これです。
買いました。
ダイハツミラジーノ初期型ミニライト
希望通りの色はホワイト。
この車に出会う直前数時間前までは、ほぼ新車に決めておりました。
新車というのはこのミラジーノの後継者と言われるダイハツ『キャスト』
「いいじゃないかこれで」
「新車だから安心だし」
「色も悪くないし、形もまあまあ・・」
「本当にこれでいいのだろうか」
最初に欲しいと思ったミラジーノでなくていいのか
私はミラジーノがすでに生産されていないことを知らなかったのです。
妻がその日、通勤途中のバスの中から、
通り沿いにミラジーノを見かけたと言いました。
「コミコミ25万円」
と書いてあったそうな。
「そんなあやしい車今更検討できるか!」と正直私は思いましたが、
理想の形と色だったため、新車に決める前に一応見に行くことになりました。
うろ覚えのバスルートを辿りながら、見つけたミラジーノ。
販売しているのは個人の方が経営している整備工場。
【自宅兼】という佇まいに、正直大きく不安を感じました。
【自宅】のインターフォンのボタンを押すと、
奥様と思しき女性が出て来てくれましたが、
「主人が外出中で分かりません。」とのこと。
「じゃあ、いいです」と早々に退散することにしました。
(やっぱり新車のキャストにしよう)
それでもせっかく来たので、しばらくミラジーノを眺めていると、
「主人がすぐに戻って参りますので」と奥様がまた出てきてくれました。
ならば話だけでも聞いてみたいという気持ちになりました。
「中に入ってお茶でも・・」と奥様はおっしゃて下さいましたが、
遠慮と、ミラジーノを眺めていたい気持ちからお断りしました。
ほどなくご主人が戻っていらっしゃいました。
見るからに人の良さそうなご主人。
ミラジーノの整備状況は勿論の事、
息子さんが家業を継ぐことを嫌がっていたが、
近年思い直して一緒に働いていることなど、
気さくに話していただきました。
私はもう、この車が欲しくなっていました。
このご主人が整備した車なら、安心できると思いました。
車自体、決して綺麗とは言えず、
走行距離もかなり進んでいる。
年式も古く、何の保証契約もない。
でも車検はまだ1年9カ月先だし、
主要な消耗品は全て交換してある。
価格もほんとに「コミコミ」とのことでした。
ヘッドライトのカバーがピカピカだったことも嬉しかったのです。
ミラジーノの新車があれば、それを買っていたと思います。
ですが現実にそれは存在しない。
存在しないなら、悔んだり、惜しんだりしても仕方がありません。
大手の中古車販売会社も行きました。
大手ならではの流通の優位性や手厚い保証内容、
見やすいパンフレット等も見せていただきました。
でもどうしてもそれらに安心や信頼を見い出せませんでした。
なんか買う気にならなかった。
システム化された取引の内容や保証、整備といったものは、
それはそれで確かに安心なのかも知れません。
車を買うだけなのだからそれで十分なのかも知れません。
だが、私は違っていました。
あのミラジーノの、ご主人の仕事への姿勢も買いたかったのです。
私は多分、誰かの体温のようなものを感じたかったのかも知れません。
そんなこと多分、ご主人は嫌がるでしょうけど。
そんな欲張りな買い物をしようとしていたのだと思います。
以上。
藤島住宅 営業 岩原 賢太郎
追伸:まだミラジーノは納車されておりません。私の買物がこの先どんな結果を見せてくれるか。私自身楽しみにしております。またいつか、ご報告させていただきます。
ちなみに写真のナンバープレートは交換されています。私、川口市民ですので。
テーマ名 その他
ページ作成日 2016-10-24