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前川第二公園春眠暁物語
2019-04-15
この写真の奥に写っている白い車の運転席に、
私がいる。
この日は風が強く、寒くて。
病み上がりだった私は、シュティルタウン川口(第26期前川)現地初売出しにかかわらず、
退避した。
(実際には、この写真は私が撮影しているので、あの車の中は無人である)
外に比べて車の中はほどよくあたたかく、心地が良かった。
ぼんやりと眺める前方の景色は敷地面積2,525㎡の「前川第二公園」
どこかのお母さんと小学3年生くらいの娘さんだろうか、テニスをして遊んでいる。
お母さんは娘が打ち返しやすいように丁寧にボールを返しているが、娘さんの方は全力。
お母さんを打ち負かすかのような勢いで打つため、ラリーが続かない様子。
ほどなくお母さんはベンチに座り、スマホを取り出して操作し始めていた。
私は心地よい空間の中でいつの間にか微睡んでいた。
ハッと気が付くと、テニスは娘さん一人で続けられていた。
元々、ボールにゴム状の紐がついているものだったので、一人でも遊べるようだった。
それでもやはり、ラリーは続かないようだった。
そして、いつの間にかまた私は微睡んでいた。
ハッと気づくと、今度は娘さんの弟さんのような子が現れていて、二人でテニスのラリーを展開していた。
多分、あの3人はこの公園の近所に住む家族なのだろう。
お父さんは私と同じく土日出勤なのだろうか。
家で疲れて休んでるのだろうか。
それとも他に事情があるのだろうか。
いろいろなことを少しの間に想像したりしていた。
それは、前川第二公園の木々のアーチから垣間見る家族の物語の一片だった。
そこに在る風景は、毎日違うのに昔から変わらない。
そんな風景が在る暮らしは特別なものだと私は思う。
以上。
藤島住宅 岩原 賢太郎
エピローグ
誰か私の物語の邪魔をする方がいましたね
記事を書き終わってから気が付きました。
のど飴はフルーツ飴に決まりですよね
バラエティに富んでいて飽きないからですね
桜の答えの順番が私だったら丁度良かったですね。
テーマ名 物件情報
ページ作成日 2019-04-15