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100円玉で買える温もり♪
2017-11-21
「100円でございます!」
それは、いよいよ冷たくなった空気が冬の到来を感じさせる11月の日曜日。
場所は【ナテュールヴィーレ東川口】から550mのセブンイレブン。
93円と表記されたカップラーメンを購入しようとした私に、
レジに立つはつらつとした若い女性店員が言い放ったお会計の額はちょうど100円でした。
財布の小銭入れの中を見た私はその瞬間心の中で叫びました。
(あるよ!ある!あるある!)
何があったかというと、
小銭がたくさん入ってかさばっておったのですが、
財布を開いた瞬間に、50円玉が一枚と10円玉が4枚、それから5円玉が一枚と1円玉が5枚あるのが見えたのですね。
それで内心興奮気味に、
(ある!ある!ちょうど、あるよ!)なのです。
まあ、100円玉もあったのですがね。
私は、(時間をかけてしまって申し訳ない)と思いながらも、その女性が分かりやすいようにと、ゆっくり確実に小銭を分けながらカウンターに置いていき、(またよけいに時間を費やすことになっているな)と、半ばこの一連の行動を後悔し始めておりました。
レジの女性は、そんな私の様子を見ながら、微笑ましく感じているかのような、でも少し困ったような、実に人間味あふれる笑顔で私の挙動を見守ってくれていたようでした。
私が小銭を置き終える頃には、一緒になって首を縦に振りながら数えてくれている様子が俯く私の視界の端の方に映っておりました。
そしてレジの女性は、100円が確かにあることを確認すると、
「ありがとうございました!」とまた気分の良い快活な声で私を見送ってくれました。
ただそれだけの話なのですが、その時私はとてもいい気分になりました。
人と人が関わりあうことで、嫌な思いをすることもありましょう。
でもこんなちっぽけな出来事だけで、意外と幸せになれる瞬間もありました。
嗚呼、早くこのことを、3歳になったばかりの息子に伝えたい。
以上、藤島住宅 岩原 賢太郎
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ページ作成日 2017-11-21